広範かつ大きく上げましたね!
先週の金曜に行われた講演で、FRBのブレイナード副議長が「経済政策はしばらくの間抑制される必要があり、急激なペースの利上げリスクを避ける必要がある」と発言。
「そりゃそうだよね」と私を含めて多くの人がそう思ったと思いますが……。
これに加えて、昨日発表されたISM製造業総合景況指数が思いのほか悪く、「これ以上急激な引き締めはなさそう」という希望的観測が広がり反発したとされました。
正直後段の、「指数が悪かった → 引き締めはなさそう → だから上がった」はいつも以上のこじつけ感がありますが、前段の、FRB内で引締めに慎重な意見が出始めているというのは大きな影響を与えたと思います。
債券価格もここにきて上昇し始めてますしね。
さて、長くなりましたが、市場をみてみましょう。
大きな差異はなく、3指標および全てのスタイルが上がりました。
しかしセクターでみるとかなり違いがあって、エネルギーセクターが+5.66%とぶっちぎっていたのに対し、一般消費財セクターは+0.4%と奮いませんでした。
エネルギーセクターを有する、所謂「景気敏感セクター」とカテゴライズされるセクター群が大きく上昇したところを見ても、やはり金利関連の情報が大きく影響を与えた一日と言えそうです。
個別でみると、「出荷台数が予定数に達しなかった」としてテスラが-8.61%と大きく下落していて、このあたりも一般消費財セクターの低い成績に寄与してそうですね。
さて世界市場。
前回あたりのふりかえり記事でも触れましたが、「この世界市場の指標、ちょっと偏ってるかな?」と思ったんで、指標を2つ増やしました。 サウジアラビアの「サウジアラビア・タダウル」と中国の「上海総合」ですね。
(指標名の「サウジアラビア・タダウル」は長いので「タダウル」と表記してます)
アフリカ地域も一つ入れたかったんですが、南アフリカとかナイジェリアとか、どれが経済指標として適切か迷ったのと、なにより私自身が大して興味ないっていう最も重要なことを思い出したので3秒で考えるのを止めましたすみません。
あそうだ、ずっと長らく「ハンセン指数」を上海の指数だと勘違いしてそう表記してましたすみません……。
既に全記事修正してますけど、そんな感じでそそっかしい私が作ってるものなんで、話1/3くらいに聞いといてくださいね……。
話を戻して、追加された上海の指数を見ると、結構香港の指数と乖離してるんですね。
同じ中華系の指数だから同じような動きかと思ってたんですが。
また同じく追加されたサウジアラビアですが、ここも結構いいんですね!
年リターンでプラスになってます。
直近一カ月ではあまり成績はよくありませんが、原油価格と似たような推移をしてますね。
さすが産油国!
下がれば狼狽え、上がればバラ色……。
思うよりずっと、みんな賢くないのかもしれません。
IQ弱者の私が言えた話ではありませんが、しかし事実、下がれば恐怖し資金を引き揚げ、上がれば恐怖を忘れて勇み足を踏むという小口投資家の動きはずっと繰り返されてきたことです。
そうして皆が振り回されているなかで、どれだけ冷静に、或いは意に介さず自分の考えやスタンスを貫けるかはとても大事なことだと思います。
私はほとんど米国株式に投資してますが、米国って今、インフレは確かに酷いですが、食料が買えないわけでもなく、エネルギーがひっ迫して冬を越せるかどうか……みたいな話があるわけでもない。
失業率もごりごり下がってて、まぁ逆にそのせいで雇用コストが上がってる部分もありますが、そう悲観的な未来ばかりじゃないんですよね。
何度も繰り返しますけど、インフレ&金利の上昇なんていつかは終わるんですし、インデックス投資してる諸氏であれば何も焦る必要はないと思います。
下がりに下がったこの局面で、どうしてもまとまったお金が必要、と泣く泣く株を売る……とかでない限り、寧ろ絶好の買い場と思うんですけどいかがでしょう?
そん時は、笑ってくださいね! ★★
先週の金曜に行われた講演で、FRBのブレイナード副議長が「経済政策はしばらくの間抑制される必要があり、急激なペースの利上げリスクを避ける必要がある」と発言。
「そりゃそうだよね」と私を含めて多くの人がそう思ったと思いますが……。
これに加えて、昨日発表されたISM製造業総合景況指数が思いのほか悪く、「これ以上急激な引き締めはなさそう」という希望的観測が広がり反発したとされました。
正直後段の、「指数が悪かった → 引き締めはなさそう → だから上がった」はいつも以上のこじつけ感がありますが、前段の、FRB内で引締めに慎重な意見が出始めているというのは大きな影響を与えたと思います。
債券価格もここにきて上昇し始めてますしね。
そもそも目標金利が4.25-4.50%くらいなのに、このペースで上げたらすぐ天井突破しちゃうじゃん!
直近3回のFOMCでいずれも0.75%の利上げがされてるからのぅ
「急激な利上げはするな」とはインフレ初期に散々言われていたし、もうちょっと慎重になってもよさそうじゃの
「急激な利上げはするな」とはインフレ初期に散々言われていたし、もうちょっと慎重になってもよさそうじゃの
さて、長くなりましたが、市場をみてみましょう。
米国市場
指数 | 数値 | 前日比 | 月利 | 年利 | |
---|---|---|---|---|---|
S&P 500 | 3,678.43 | +92.81 | (+2.59%) | -6.26% | -15.58% |
NASDAQ 100 | 11,229.73 | +258.51 | (+2.36%) | -7.18% | -24.08% |
DOW | 29,490.89 | +765.38 | (+2.66%) | -5.84% | -14.09% |
Val | Core | Gwth | |
---|---|---|---|
Lg | 2.77 | 2.77 | 2.16 |
Mid | 3.01 | 3.12 | 2.65 |
Sm | 2.88 | 2.93 | 2.70 |
しかしセクターでみるとかなり違いがあって、エネルギーセクターが+5.66%とぶっちぎっていたのに対し、一般消費財セクターは+0.4%と奮いませんでした。
エネルギーセクターを有する、所謂「景気敏感セクター」とカテゴライズされるセクター群が大きく上昇したところを見ても、やはり金利関連の情報が大きく影響を与えた一日と言えそうです。
個別でみると、「出荷台数が予定数に達しなかった」としてテスラが-8.61%と大きく下落していて、このあたりも一般消費財セクターの低い成績に寄与してそうですね。
世界市場
指数 | 数値 | 前日比 | 月利 | 年利 | |
---|---|---|---|---|---|
イギリス(FTSE 100) | 6,908.76 | +14.95 | (+0.22%) | -5.11% | -1.46% |
フランス(CAC 40) | 5,794.15 | +31.81 | (+0.55%) | -6.05% | -10.55% |
ドイツ(DAX) | 12,209.48 | +95.12 | (+0.79%) | -6.44% | -19.44% |
インド(SENSEX) | 56,788.81 | -638.11 | (-1.11%) | -3.43% | -4.23% |
サウジアラビア(タダウル) | 11,607.96 | +120.89 | (+1.05%) | -4.81% | +1.23% |
台湾(加権) | 13,300.48 | -124.10 | (-0.92%) | -9.35% | -18.94% |
シンガポール(ST) | 3,107.09 | -23.15 | (-0.74%) | -3.08% | +0.56% |
中国(上海総合) | 3,024.39 | -16.82 | (-0.55%) | -5.09% | -15.24% |
香港(ハンセン総合) | 2,539.34 | -18.05 | (-0.71%) | -13.01% | -32.22% |
ブラジル(ボベスパ) | 116,134.46 | +6,097.67 | (+5.54%) | +4.75% | +2.87% |
さて世界市場。
前回あたりのふりかえり記事でも触れましたが、「この世界市場の指標、ちょっと偏ってるかな?」と思ったんで、指標を2つ増やしました。 サウジアラビアの「サウジアラビア・タダウル」と中国の「上海総合」ですね。
(指標名の「サウジアラビア・タダウル」は長いので「タダウル」と表記してます)
アフリカ地域も一つ入れたかったんですが、南アフリカとかナイジェリアとか、どれが経済指標として適切か迷ったのと、なにより私自身が大して興味ないっていう最も重要なことを思い出したので3秒で考えるのを止めましたすみません。
あそうだ、ずっと長らく「ハンセン指数」を上海の指数だと勘違いしてそう表記してましたすみません……。
既に全記事修正してますけど、そんな感じでそそっかしい私が作ってるものなんで、話1/3くらいに聞いといてくださいね……。
話を戻して、追加された上海の指数を見ると、結構香港の指数と乖離してるんですね。
同じ中華系の指数だから同じような動きかと思ってたんですが。
また同じく追加されたサウジアラビアですが、ここも結構いいんですね!
年リターンでプラスになってます。
直近一カ月ではあまり成績はよくありませんが、原油価格と似たような推移をしてますね。
さすが産油国!
おわりに
たった一日上がっただけで、まぁバラ色のニュースが一気に増えましたね。下がれば狼狽え、上がればバラ色……。
思うよりずっと、みんな賢くないのかもしれません。
IQ弱者の私が言えた話ではありませんが、しかし事実、下がれば恐怖し資金を引き揚げ、上がれば恐怖を忘れて勇み足を踏むという小口投資家の動きはずっと繰り返されてきたことです。
そうして皆が振り回されているなかで、どれだけ冷静に、或いは意に介さず自分の考えやスタンスを貫けるかはとても大事なことだと思います。
高速道路で、車線を右に左にフラフラしてる車がどんどん後ろに行くのを見たことあるな~
“いま”流れてる車線に乗っても遅いんじゃな
私はほとんど米国株式に投資してますが、米国って今、インフレは確かに酷いですが、食料が買えないわけでもなく、エネルギーがひっ迫して冬を越せるかどうか……みたいな話があるわけでもない。
失業率もごりごり下がってて、まぁ逆にそのせいで雇用コストが上がってる部分もありますが、そう悲観的な未来ばかりじゃないんですよね。
何度も繰り返しますけど、インフレ&金利の上昇なんていつかは終わるんですし、インデックス投資してる諸氏であれば何も焦る必要はないと思います。
下がりに下がったこの局面で、どうしてもまとまったお金が必要、と泣く泣く株を売る……とかでない限り、寧ろ絶好の買い場と思うんですけどいかがでしょう?
一年後、「あの頃は楽観的だったな…」って呟きながら雑草はんでる可能性も大きいよ!
大恐慌はもとより、ITバブル崩壊やリーマンショック時のチャートを見ると、あながち無い話でもないからのぅ!
そん時は、笑ってくださいね! ★★
コメント