いや全く振り返りたくなんてありませんけどね?
むしろ昨年の記憶なんて、一刻も早く焼き切ってしまいたい気持ちでいっぱいですけども(キレ気味)。
ただ、皆一様に傷ついた一年だったと思うし、私の惨状を見て少しでも心を軽くしていただけたら──、なんてそんな殊勝なこと微塵も思ってませんが、リスクを取りすぎて血だるまになった自分の姿をきっちり記録し、同じ轍を踏まぬように、と。
こんな感じ。
年始あたりにいろいろ個別銘柄持ってたせいでちょっと複雑ですね。
米国の証券会社であるFirstradeの中限定の推移ですが、酷い減り方ですね!
年始に54,918ドルあった資産は、年末には36,174になってました。
実に34.13%のマイナスです!
……
…………3倍レバレッジをゴリゴリ保有しながら、ダメージはさほどではない……
そう思った方もいるでしょう。
でもご安心ください!
実はこの間、合計43,400ドルを送金してますので!
つまり、年始の54,918に送金分43,400を足すと98,318ドル。
これが最終的に36,174ドルになったわけですから
……
…………え、これ計算しなきゃだめ?
本当に嫌なんですけど?
えー、計算するとぉ
-63%ですね!(ガチギレ)
予想通り、とんでもない減らし方しましたね!
「一発逆転狙ってハイリスクとると死ぬ」という、賢人たちが口を酸っぱくしながら言っていたことが事実であったと証明された悲しい年でした!
ちなみに低所得者であるところの私が、よく一年で43,400ドルも送金できたなと関心してたんですが、調べてみたらただ、日本の証券会社に入れてたNISAを全部売っ払って送金してただけでした。
ただ、NISAで保有していたものも、大体ハイテクの個別銘柄──グーグルとアマゾン、アドビに少しにフェイスブックとか──だったので、TECLに変えなくても大体同じような下落くらってたしセーフ!
スキャルピングが趣味──といっても一日に数ドルお小遣い増やす程度ですが──のため、22年の取引総回数は約9,600回でした。
ただこれは、スキャルピングの手法や危険性を学ぶために随分無茶した結果でもあるので、23年はもうすこし少なくなるかな……と思ってます。
尚そのスキャルピングのせいで、為替がこう……色々あって、22年の課税所得は-9,423,302円でした!
株や債券が下落するのはそれこそ自然の摂理ばりに当たり前のことですが、この2つが同時に下落して戦争まで起き、インフレと利上げが加速するなかでも、VIX銘柄がウンともスンとも言わなかったのは誤算でしたね。
ヘッジとして持ってるのはこのVIX銘柄だけだったので、これが全く唸ることなくちんやりとしていた結果、PFの大部分を占めていたTECLとTQQQに引きずられて一気に資産が落ちて行ったのは予想外でした。
VIXMだけは、22年で唯一プラスになるかどうかというギリギリのラインでしたが、VXXは何十%落ちたのか、調べる気にもならないくらい落ちました。
開戦直後は+50%になっているので、役割は果たしていると言えそうですが。
2022年のVIXの値(左軸)とVXX, VIXMの推移(右軸)
なのでたしか11月末くらいにVXXは売り払い、それどころか年末には「VXX × VIXM戦略」の検証がてらショートポジションまで作る始末。
VXXをロングからショートに換えたことで、さらにブル指向に偏重したPFになってしまいました。
逆にいい方向の誤算としては、ちょっとだけ買っていたBDC銘柄が健闘してること。
一般に高配当銘柄って不景気に弱かったりするもんですけど、概ね市場インデックス(S&P 500)を上回る成績で、さらに配当込みで考えればさらに市場平均を引き離す結果となりました。
ごりごりと下がっていくTECLやTMFなんかを、たまに入ってくる配当とスキャルピングで買い増していくのは快感でした。
私のような人間が市場の予想を立てたところで、私自身すら信じる気がないくらいですから、そんな無駄なことをするつもりはありませんが、戦略を立てるとすれば、さてどうしましょうか。
22年の大幅下落を3倍レバレッジで受け切ったわけですから、ここで降りるわけにはもういきません(退路など、とっくにないのです……)。
なので、今まで通りいくしかありませんね。
きっちり回復しきるまではレバレッジETFを手放す気は毛頭ありません。
(ていうか、手放せません……)
その上で、新しく考えついた戦略「VIX × VIXM」を実験的に走らせてみて、遊ぶくらいですかね〜。
株はどうだか知りませんけど、債券は23年は上がっていくと思っているので、隙あらばTMFを買い増す感じでしょうか。
さて、リスクを取りすぎた愚か者の末路はいかがだったでしょうか。
皆等しくダメージを受けた一年だったかと思いますが、こんな哀れな生き物が宇宙に存在していると思えば、随分自分が恵まれているということが再認識できるんじゃないでしょうか。
くれぐれも、リスクは取りすぎませんよう。 ★★
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